日野町の最高峰である綿向山(標高1110m)の頂上に鎮座の綿向大神 (天穂日命)を、平安時代初期の延暦15年(西暦796年)に里宮として 現在の地に遷し祀り、蒲生上郡の総社として信仰をあつめました。 その後、当地を支配し城下町を築いた蒲生家が氏神として庇護し、 さらに江戸時代には日野商人が出世開運の神として崇敬しました。 壮大な境内には滋賀県指定文化財の本殿をはじめ、日野商人が寄進した 立派な拝殿や絵馬殿・石灯籠・石橋などがあります。 毎年5月に行われる絢爛豪華な曳山車で賑わう湖東地方最大の日野祭 (県指定無形民俗文化財)は、この神社の春の例祭です。